こんにちは。
暖かい日が増えてきたかと思えばまた寒い日があったりして、季節の変わり目で体調管理も難しいですね。
桜の開花予想は、広島は3月20日頃で平年より少し早いそうです。
春が待ち遠しいですね。
そして同時に耳にするのが花粉情報ですね。花粉症の方にとってはつらい季節でもあるでしょう。
花粉症は口内環境とも無関係ではありません。
〇歯の痛み
花粉症の症状である鼻水、鼻づまりによって「副鼻腔炎」がおこることがあります。
これは鼻のまわりにある副鼻腔という空洞に、膿や鼻水など細菌がたまって炎症がおこるものです。
これが上の奥歯の近くに位置しており、炎症によって歯に圧がかかり歯の痛みがでることがあります。
副鼻腔炎の場合、上の奥歯の歯痛の他に、頭痛や目の奥の痛み、何もしてない時の違和感、階段を下りる時やジャンプした時の痛み(ひびく)などもでることがあります。
歯科だけでなく、耳鼻科の受診もおすすめします。
〇口呼吸
花粉症で鼻づまりになり、口呼吸が続くことで口の中が乾いてしまいます。
そうすると唾液の性質が発揮されなくなる可能性があります。
唾液には健康にかかわる様々な働きがあります。口の粘膜を潤して発声をスムーズにしたり、消化酵素によって食べ物の分解を促し消化を助けたり、また抗菌作用のある酵素が細菌の増殖を防ぐなど、虫歯や歯周病の予防も果たしています。
これらの効果が弱まると、お口の中で細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病、口臭がひどくなるといったリスクが大きくなるのです。
また、本来鼻の粘膜などにより取り除かれるほこりやウイルスが喉の粘膜に付着することで風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります。
そのほか、成長期の段階での口呼吸が長く続くと、それに適応した歯並びや骨格になってしまう可能性があります。
これらのような花粉症の歯への影響をなるべく少なくするために、日ごろのケアを丁寧に行いましょう。
歯磨きやうがいをこまめにしてお口の中を清潔に保つ、水分補給を心がけお口の中を潤す、規則正しい生活をする、などが大切です。
また、定期的なメンテナンスによる除菌やチェックで、虫歯や歯周病などのリスクを減らすことができます。
一緒に対策をして、少しでも口内環境をよくしていきましょう!!
クボ歯科クリニック