こんにちは。
この秋はいつまでも気温が高い日が続き、紅葉も例年より遅かったですが、さすがに朝晩は気温が下がって寒い日も増えてきてきました。
今年も残り1か月となりました、1年が本当に早いです。
冬になるとインフルエンザの流行シーズンを迎えますが、広島では11月に入りインフルエンザの患者が増加傾向にあり、「流行入り」の発表がありました。学級閉鎖の報告も多いようです。
口腔内の健康状態が全身の健康にも影響することが知られていますが、歯科の口腔ケアがインフルエンザ予防においても注目されているのをご存じでしょうか?
インフルエンザウイルスは主に空気中の飛沫や接触を介して感染します。咳やくしゃみなどの飛沫を吸い込んだり、
ウイルスが付着したものに触れたり・・・手洗い、うがいをしっかりするよう勧められるのはこのためですね。
口からインフルエンザウイルスが入ると、喉などの粘膜にくっついて細胞内に入り込み感染します。さらに複製されたウイルスが新たな細胞へと感染し、拡大させます。
口腔内が不衛生であると、細菌やウイルスが増殖しやすくなり、これが感染経路となることもあります。
いくつかの研究では、口腔内のバイオフィルム(歯垢や細菌の膜)がインフルエンザウイルスの感染を促進することが示唆されています。
ウイルスの感染には酵素が働きますが、歯周病菌がもつ酵素はウイルスの酵素に作用して活性化させ、インフルエンザにかかりやすくなります。さらに歯周病菌が加わることによって、感染が拡大します。
はみがきや歯科での口腔ケアでお口の中の除菌をし、清潔に保つことはインフルエンザ予防にもつながります。
実際に、介護施設で歯科衛生士のお口のケアを受けた場合、インフルエンザの発症率が大幅に減少したというデータもあります。
定期的なケアで健康なお口を保ち、全身の健康にも役立てましょう。
当院では除菌に効果的なポイックウォーターも取り扱っています。ご自宅でのケアにもとりいれてみてください。
ご不明なことがあればおたずねください。
クボ歯科クリニック